2010年03月30日

臨床実習指導者研修会

3月21日に東北ブロック臨床実習指導者研修会に参加してきました。



参加者は総勢40名。


岩手県内はもちろんの事、宮城県、青森県、福島県、山形県の理学療法士が集まりました。



21日の研修会では、講義は2つ。

1つ目はコーチングのお話。

2つ目は臨床実習指導を通しての療法士の成長のお話。


どちらも、大変興味深いお話でうんうんうなずきながら聞いていました。




私がコーチングを始めて体感したのが、約3年くらい前になります。

そのときのコーチが講師のクジラオカさんだったわけですが、コーチングセッションのテーマは、ズバリ「臨床実習指導」だったんですよね。


初めてのスーパーバイザー。


指導者として学生とどう向き合っていくのか、コーチと一緒に歩んでいった日々が懐かしい・・・・


コーチングを通して、学生指導に対する認識も変化していったし、自分の可能性も、学生の可能性も信じて約2ヶ月指導にあたれたと思っています。


臨床実習にコーチングが100%生かせるわけではないとは思いますが、でも、指導者の引き出しとしてコーチングの考え方があることは、臨床実習指導において学生、指導者両者にとってプラスになるものだと思います。


今回、この講義を受けた私の友人は「実際に講座で聞いたような関わり方が出来ればいいんだけどね〜実際にはむずかしそうだよね〜・・・」

と話してくれました。

初めの一歩はそんな気持ちでいいのかもしれません。


そういう関わり方をしている療法士が実際に居る事を知ってほしい。

そして、その療法士と自分が能力的に大して違いが無い事も徐々にわかってくれたら良いなと思います。

要は、やるかやらないか。

やってみて初めから上手くいくことを目指すのではなく、やってみて自分なりにコーチングをカスタマイズして生かしていってもらえたら良いと思うのです。


4月から臨床実習時期が始まります。

その教育場面で、多くの療法士が今回の講座を思い出して一つ一つ実践してみてもらえたらいいなと思います。



2つ目の講義で、講師の先生が言っていた言葉。


「守・破・離」(しゅはり)
 

『守(しゅ)』『破(は)』『離(り)』とは 指導者から何かを学び始めてから、ひとり立ちしていくまでに人は、『守』・『破』・『離』という順に段階を進んでいきます。


『守』  最初の段階では、指導者の教えを守っていきます。 できるだけ多くの話を聞き、指導者の行動を見習って、指導者の価値観をも自分のものにしていきます。 学ぶ人は、すべてを習得できたと感じるまでは、指導者の指導の通りの行動をします。 そして、指導者が「疑問に対して自分で考えろ」と言うことが多くなったら、次の段階に移っていきます。
『破』  次の段階では、指導者の教えを守るだけではなく、破る行為をしてみます。 自分独自に工夫して、指導者の教えになかった方法を試してみます。 そして、うまくいけば、自分なりの発展を試みていきます。
『離』  最後の段階では、指導者のもとから離れて、自分自身で学んだ内容を発展させていきます。

 
受け継いだものを守り、現代(いま)に合わなくなったものを捨て去り、そこに新しく、独自の工夫を加え、それを繰り返す。

そして今までの型を越える、独自の世界(オリジナリティ)を創り出していく。



やはり、教育は未来を作り出す為に必要不可欠なものなんだなと思います。


学生さんが、年が近かろうが、平成生まれだろうが、年上だろうが、ちょっと個性的だろうが、守・破・離の精神があれば大きく外れた理学療法士教育は存在しないのではないかとも思います。



臨床実習に関して、苦言を呈する人たちも数多く居る中、


一理学療法士として後進の育成を真剣に考えている先輩方が居る事、自分も一理学療法士として何とかしたいという想いを持ってか否か、今回の研修会に参加した参加者の皆さんの存在は一筋の光です。


その光が、また次の光を生み出し、

5年後、10年後、


リハビリテーションの世界が、キラキラと光り輝いているといいなと思います。
posted by サリー at 04:00| 岩手 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 理学療法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月23日

話してみたい

私の参加しているコーチングMLには、偶然にも同県の理学療法士さんがいます。


この方は、いわゆるベテランPTです。


私みたいなペーペーは、MLやコーチングという縁が無かったら親しくさせていただくことがかなり難しかっただろうなぁって思います。


自分からベテランPTの方々へ歩み寄っていけばいいんでしょうが、
チキンハートの私は、なかなかその一歩を踏み出すことが出来ません(≧▽≦;)


そんなチキンハートの私に、歩み寄ってくれたのはベテランPTさんでした。

コーチングの講座で毎回お声をかけてくださったり、MLリストでもすごく承認してくれたり・・・主催する研修会に誘ってくれたり。

本当に、ありがたい限りです。

そんなベテランPTさんがこの前おっしゃってたお話が印象的でした。


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この前、同県の某ベテラン理学療法士の人と偶然街で会いました。
立ち話程度だったのですが、
「ベテランPTさんとずっと前から一度話をしたいと思っていたんです」 と言われました。
私は「いつでもいいですよ」と伝えました。
後日、知り合いの理学療法士から
「ベテランPTさんの話を聴きたい人は一杯いるけどみんな敷居が高いと思っているようですよ・・・・」と言われました。
その2件を受けて、
「そうなんだ。そんな雰囲気を醸し出している自分がいるんだ・・・」
と反省しました。
どんどんいろんな人と話ができるように頑張ろうと思います。


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これを聞いた時思ったこと。

ベテランPTの方も、色んな人と話してみたいと思っているんだなぁって。

私たち若手が歩み寄りにくい感じを抱いているように、ベテランPTの方々も私たちに歩み寄るきっかけを探しているのかもしれません。


私も、もっともっといろんな人の想いを聞いてみたい。話してみたい。




自分から、歩み寄るにはいまだドキドキドキドキしてしまうチキンハートなサリーですが・・・


『自分からもっと歩み寄る努力をしてみようかな』


と、少しだけ勇気がわいてきたのでした。



ベテランPTさん。本当にいつもありがとうございます。






posted by サリー at 21:07| 岩手 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 理学療法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月04日

終末期リハビリテーション

究極の介護とは、

きれいなご遺体をつくり上げることである。


究極のリハビリとは、

それを支援する事である。





これは、月間デイ12月号に載っていた「第18回全国老人デイケア研究大会」での大田先生のお言葉です。



「高齢者の尊厳あるケアを目指して」というテーマで終末期リハビリテーションについてお話された中での言葉ですが、見た瞬間、衝撃が走りました。




正直、


ここまで考えるのか・・・・


ここまで考えて取り組んでいる人がいるのか・・・・


と。




人は、誰しも生きている限り死を迎える時がきます。


生きている限り、機能回復に努めよ!機能低下を積極的に予防せよ!!というような事が叫ばれている昨今。


それさえも、出来なくなっても、

それでも、
目指すところはある。


そういうメッセージが秘められているような気がします。




近い将来、終末期リハビリテーションにかかわるPTやOTの人数は増えていくだろうと思います。


そのとき、医師や看護師、介護士さんなど、患者さんに関わるすべてのひとと協力して、

究極のリハビリが提供できる療法士が必要になってくるのかな。





究極のリハビリ。



その言葉を知った私は、リハビリに対しての向き合い方がまた一つ変化したような気がしました。




posted by サリー at 21:20| 岩手 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 理学療法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月29日

介護保険下の理学療法

PTジャーナル 2008年8月号


読まれた方も多い事でしょう。介護保険下での理学療法の特集でした。通所リハビリテーションという介護保険分野で働くPTの一人としてはとても興味深い内容でした。


中には『介護保険下での理学療法―課題と展望』というテーマで3名のPTさんと、1名のOTさんの座談会が掲載されていました。



その座談会で、OTの吉田さんが病院での理学療法と在宅支援の場で求められている理学療法の違いについて語った内容が印象的でした。


昔から、専門性に関する議論はあるのですが、在宅ではリハビリも含めていろいろな専門職が関わってきますよね。私はその体制はスポーツの守備に似ていると思います。医療の世界は、野球チームのようなエリアでの守備、つまり、全体の箱の中で自分のエリアをキチッと押さえておけば成立する世界です。ところが、在宅の場合は、皆がバラバラな事業所ということもあるし、いつも一緒にいるわけではない専門職が関わっていくわけで、隙間を一切あけられない世界なんですよね。そうすると、サッカーとか、バスケットの守備に似ていると思います。守備範囲がすごく広くて、それぞれがオーバーラップしていて、その中で自分の独自の部分もそれぞれにある
 おそらく、歴史を重ねていく中で、この部分は作業療法、ここ部分理学療法だという区分けも出来てくるとおもうのですが、現在のところはあまり職域にこだわらず、領域が重なる事によるメリットを活かして進めていったほうが良いと思います。





私は、病院勤務から移動で現在の通所リハビリ勤務へと変わったので、この例えがなんとなくしっくりきました。


通所リハビリでは、求められる事も責任も増したような気がします。


引き出しが多くないとやってられない。そして、いつも、引き出しの少ない自分の不甲斐なさとの戦いでもあります。


利用者さんに求められ、他職種に求められ、ご家族に求められ、本当に多くの方に求められる。そして、それに答えたいという思いと、上手くいかない現実。介護保険分野でのリハビリの難しさを痛感しています。


悩み。修正し、試し、また悩み・・・・の繰り返し。




通所リハビリに移ってから早2年以上。ず〜〜と通所リハビリでの理学療法士のあり方について考えてきました。

自分が、理学療法士としてどんな貢献が出来るのか。理学療法士として通所リハビリにいる意味はなんなのか・・・・


周りの人に、「そんなこと深く考えなくてもいいなじゃない?」といわれたり、思われたりしながらもず〜と考えてきました。



今。その答えを完璧に見つけたわけではないけれど。少しずつ自分なりの答えが見えてきたような気がします。


まだ、その答えを言葉でうまく表現する事は出来ないけど、私の進む道はなんとなくイメージできて来ました。



今自分が置かれている介護保険という分野。


その箱の中で、私はどう目の前の利用者さんと向き合っていけるだろうか??


今後も理学療法士としてのサリーの旅は続きます。




posted by サリー at 23:05| 岩手 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 理学療法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月15日

ベテランPT

いつもご覧頂きありがとうございますo(*^▽^*)o



・:*:・°★,。・:*:・°☆ ・:*:・°★,。・:*:・°☆



先日のコーチング研修会後、懇親会ということでコーチと、他病院のPTMさんとで飲みにいきました。



お二人ともPTとしても、人生の先輩としても大先輩exclamation×2


そんな方々と一緒に飲んで語れるなんて、とても刺激的な時間でした。

コーチも、Mさんもコーチングを勉強されているため、聞く姿勢がピカイチぴかぴか(新しい)若造の私の話をとても真剣に聞いてくださいました。気が付けば飲み始めから約5時間・・・「そんなにお話していたのか」と思うほど、あっという間の時間でした。



実は私、懇親会って苦手ふらふらなのです。同年代の方々とでもちょっと緊張するのに、ベテランのPTの方々とお話するなんて・・・・『無理〜〜〜〜ふらふら』と苦手意識ばかりが先に立っていました。

だから、今までベテランのPTさんの意見を生で聞くことがありませんでした。講演会とか勉強会とかでは、話は聞くけど一方向。ベテランPTさんが言ったことに対して反応を返す事がなく、反応を返さないから、その反応に対しての意見も聞く事が出来ない状態でした。コミュニケーションに発展はありませんでしたねバッド(下向き矢印)

でも、その時は違いました。

コーチが話し、それに私とMさんが反応し、更にMさんが話を展開し、それに私とコーチが反応し・・・・etc


と、その場ではしっかりとコミュニケーションがありました。


いつもなら、自分の意見に対するベテランPTさんの反応が気になってなかなか自分の意見を言えないのですが、今回はすらすら〜っと言葉が出ました。


話の内容は、コーチングの話題から、臨床実習のことから、現在のPTの事から、恋愛論から・・・様々。

熱い熱いものでした。

飲みの場所で、自分のPT論を熱く話す機会はなかなか無かったのですが、今回は語ってしまいましたたらーっ(汗)



あの時間。ただ、ただ言葉を重ねているだけで不思議なことがおこりました。


それは、コーチング。


話を真剣に聞いてもらって、それに対するフィードバックを受けている中で、自分の中で考えがうま〜くまとまったのです。


これは、コーチングを受けている時と同じような感覚でした。


あまりに、その感覚がコーチングぽかったので何回か「コーチング受けてるみたいですね〜」なんてコーチやMさんにいってしまったほど。



一方向なコミュニケーションではなく、双方向のコミュニケーションが機能したときは自然とコーチングチックな会話が展開できるんですね〜わーい(嬉しい顔)


これも、3人それぞれがコーチングを学んでいる成果でしょうかexclamation&question


大先輩の意見に素直に耳が傾けられる。それは、自分の聴く姿勢が前向きに変わったという事だけでなく、大先輩であるコーチやMさんの聞く姿勢がすばらしかったからだと思います。


あの時のコーチやMさんは、『君の話をちゃんと聞くよ』という雰囲気を出してくれていました。それは、スキルなどではなく、コミュニケーションの土台としてのラポールという安心感を私の中で築いてくれていたのです。


うれしいです。


そんな素敵な先輩方に出会えて。


そして、そんな素敵な先輩方と同じ職業であることを誇りに思いました。


私の前を歩いている先輩方は、確かな信念を持ちながら大きな大きな背中を見せてくれています。

それって凄くありがたい。


私たち若手は、先輩方の大きな背中をしっかりと見つめて、多くのことを学ばせていただかなければならないのだと思います。


今回の懇親会で思ったこと。
先輩方は若手に伝えたい事が結構ある。けど、それを伝える事に難儀されている。

私たち若手にできる事はなんだろう?私が思うに、自ら先輩方に歩み寄る事。

とはいうものの・・・・いまだに緊張しますが^^;



今回、歩み寄る機会を与えてくれた先輩方に感謝感謝です。


コーチ、Mさん。ありがとうございました。

posted by サリー at 12:00| 岩手 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 理学療法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月04日

終わりました

先週の金曜日で、臨床実習に来ていた学生さんの指導が終わりました。



約2ヶ月の実習でしたが、学生さんはどのような事を感じ学んでくれたでしょうか?


実習終了後、学生さんは『サリー先生(SV)とM先生(CV)に指導していただけて本当に良かったです。』と言ってくれました。



学生をバイザーとして初めて担当したのが今から4年前。


4年前や3年前、2年前、、、いや、1年前の自分を見つめなおすと、ずいぶん傲慢な見方をしていたような気がします。


『教える』ことや『育てる』ことに対して、あまりにも未熟すぎたように思います。


昨年、臨床実習中にコーチングに出会い、それと同じくらいの時期に読書にも目覚め、自分の人間力を高めてきました。



私にはこれが大きな転機でした。


コミュニケーションの変化は、自分の物の捉えかたの変化が大きく影響します。


学生さんの指導についても一緒です。


以前の自分なら、自分の指導に対して良好な反応が得られなかった時、『なんで?』とその事実のみを追求していました。やってこなかったら進めない。だから、指導方法の工夫もせず、ただただ追い詰めていたような気がします。今思うと最悪のバイザーです。


でも、今の自分は違います。行動を起こしてほしいなら、その子が行動しやすいように促してあげることが出来るようになりました。指導した内容が反映されなかったら、反映されるような取り組み方へとかえる。反映されなかった事を学生さんの力量不足で片付けてしまうと、その方法は『失敗』となりますが、力量不足の部分を要因ではなくそういうものだったという『結果』として物を捉える事で、次の道が開けてきます。


今回の実習指導で力を入れた部分はまさにここです。


どうやったら、取り組めるのか。
結果を元に瞬時に判断し、方法を模索する。



指示命令型の指導だった過去。

それが反映されない事への過度なストレスを抱えていた過去。

結果的に、人を育てていなかったように思います。



今は、少しだけれど人を育てられたような気がしています。




まだまだ問題は山積みだけれども、また未知の道を歩いていけそうな気がします。


今回、学生指導の機会を与えてくださった方々、指導にご協力いただいた方々に感謝の気持ちでいっぱいです。


2ヶ月というあっという間の期間でしたが、今回も学ぶ事が多かった。


学生さんと出会えてよかった。

ありがとう。










posted by サリー at 13:00| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 理学療法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月26日

なぜって・・・

最近、悩んでいること。



それは・・・・



今、取り組んでいることを何かの学会や研究会で発表するかどうか・・・




そのことについて、この間煮詰まったのであります。


で、


上司やあにきさんに相談したのであります。



私の頭の中では、PT関連の学会にて発表したかった。そんな中、上司やあにきさんに言われたこと・・・


『その内容って、PT関係の学会に出すことにこだわる必要あるの??』


はぁ・・・・


そう言われてみると、なんでこだわってたんだろ?と不思議でした。


私が思い描いている内容は、PT学会じゃなくても、老健大会でも、通所ケア研究会でも、地域研修会でもなんでも当てはまる内容。




そう思うと、PT学会の枠にとらわれる必要はないのかもしれません。


でも、あれから色々考えて『ハッ!!』っと思いついたことがあります。




それは、なんで自分がPT学会にこだわっていたのか。


その理由はとても簡単。






なぜって・・・・




それは





私がPTだから。




それだけ。





PTとして通所リハに関わっている。PTとして、毎日取り組んでいる。



だから、PTとして自分の目を向けている部分を、他のPTの人たちにも訴えかけてみたかった。


そういうことです。







さぁて、今後どうしようかな。



とりあえず、動いてみようっと。


それからでも、大丈夫。





毎日の取り組み。



それは、未来へつながる地道な一歩。



一つ一つの地道なつながりを、広めたい。







posted by サリー at 21:14| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 理学療法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月13日

支える

先週初めの事です。


一人のご利用者さまの個別リハビリをしていました。


このご利用者佐藤さん(仮名)は、脳卒中の後遺症により麻痺側に激しいしびれと痛みがあります。


私は、どの利用者さんにも個別リハビリをはじめる時に

『調子はいかがですか??』

と聞いていいるんですが、


佐藤さんにも聞きました。すると

『良くないね・・・今までで一番悪い気がする。どんどん、悪くなってくる気がする。・・・』

と眉間にしわを寄せて答えてくれます。

私が、「そうですか。」と相槌を入れると、

『悪くなっていってこのまま動けなくなっちゃうんじゃないかと思うのよ。包丁も上手くもてないから料理も上手に出来ないし、お箸も上手にもてないからご飯ぽろぽろ落とすし・・・もう。やんなっちゃう。。。。私の体は、役に立たない。駄目だ、駄目だ・・・』


とおっしゃいます。


マイナスの言葉がたくさん出てきます。マイナスの言葉をお話されているので、もちろん表情も険しく、眉間にしわのよったマイナスの表情をされています。



そんなマイナス因子についに、私やられてしまいました・・・(-_-;)


お話を聞いている最中に、悲しくなってきてしまってどうしようもなくなってきてしまい、自分のエネルギーが弱くなっている事に気が付きました。

いろんなことに不甲斐なくなってしまったんです。


相手の話を聞くときは、気にしないように、気にしないように、マイナスの言葉に負けないようにと思って話を聞いているつもりなんですが、時にこのマイナスの因子に負けてしまいます。


普段自分ではほとんどマイナスの言葉を吐きません(いやいや、結構ブログで書いてるよ・・・とお思いの方もいますかね(-_-;))。

思ってもなるべく言葉に出さないようにしています。


なるべくならプラス思考でと思っています。

そんな私、結構相手の言葉のニュアンスや表情に影響されるみたいです。プラスの言葉を発している人の近くにいれば素直に元気になるし、マイナスの言葉を多く発している人の近くにいるとついつい、悲しくなったり、イライラしてしまったりしていたんです。

だから、利用者さんとお話をさせていただいているときにもあまりにマイナスの言葉を話されると、ついついストレスがたまります。


そんな小さなストレスを溜め込んでいると、その方とお話すること、話を聞く事自体が億劫になってきてしまったり、お顔を見ただけでストレスを感じてしまったりしてしまいます。


ストレスを感じると、さっきも書いたように自分のエネルギーが弱まります。自分が発するすべてのもの(声、表情、手の圧力、触り方などなど)のエネルギーが弱まり、自分のベストのリハビリを提供できなくなります。


言葉ではなかなか言い表せない感覚なんですが、徒手的なアプローチをしていても、自分のエネルギーを発揮できないので、効果も今ひとつだったりします。筋緊張が抑制できなかったり、スパズムを改善できなかったり、疼痛を緩和できなかったり・・・・


こんな状況でいると、

「自分はいったい何が出来るんだろう。っていうか、何も出来ないじゃん。この仕事に向いてないのかな・・・情けないな。」などなど、自分の不甲斐なさでいっぱいいっぱいになってしまうのです。


傍から見れば、「いつも一生懸命やってるじゃん。考えすぎだよ。」って思えるようなことも、ついつい抱え込んじゃっていました。


なぜ、ここまで抱え込んでしまうのか。


それを、話を聞いてもらいながら考えてみました。


で、なんとなく気が付きました。


私には、譲れない想いがあった。「関わっている人すべてが笑顔になってほしい。」という想い。


そして、もう一つ。マイナスの言葉を受け入れられない心の狭さもありました。マイナスの言葉にはマイナスの出来事がくっついてやってくるという考えが私の中にはあるので、マイナスの言葉にはついついアレルギー反応のように拒絶反応が出てしまうようです。

 
相手にこうあってほしいという想いとアレルギー反応が大なり小なり絡み合った時に、不甲斐なさを感じていました。


まるで、すべてが自分の人生かのように。

でも、私の人生じゃない。

あくまで、相手の人生。


そこに様々な影響を与えられることはあるにせよ、その人の人生を肩代わりする事は出来ません。そんな事をしようものなら、自分の能力を過信しているにすぎません。神様じゃないんだし、そんなことできません。


そう、私ができる事はその人の想いに同感しその人の人生を生きているかのように肩代わりして苦しむ事ではなく、


相手の思いに共感し、支えとなることだけ。

支えにはなれても、肩代わりはできない。


そう、思ったら様々な思いを抱えてくる利用者さまにもっと楽な姿勢で関わる事が出来ました。


話を聞くのも、マイナスの言葉を聞いても前とはなんだか別の次元でマイナスを捉えているような感じになりました。



それでも、マイナスの言葉に対する過敏な反応はまだまだあるけれど、それに影響されにくくなったような気がします。



障害を負って、自分の思い通りに行かなくて、家族にもその思いをいえなくて、不甲斐なさでいっぱいになるのは、考えてみれば普通の事かもしれません。


マイナスの言葉を発している人は、別にその思いをすべて私に受け取ってもらいたいわけではない。


受け取って、私が暗く、悲しくなる事を望んでいるとも思えない。


だったら、私が出来るマイナスの言葉の受け取り方はもっと軽くていいと思う。

そして、出来る限り私はその人にプラスの言葉を発していきたい。『がんばれ。大丈夫だよ。』とかそういう激しい言葉じゃなくて、「ありがとう。うれしい。少しでもよくなれ。」とか、そういう暖かい言葉を多く発して、そして、そういう気持ちを多く持ちながら触れて、そこからプラスのエネルギーを発して皆さんを支える役目を力不足ながら精一杯努めさせていただきたいと思いました。



支える


支える。


支える。



利用者さんを支える多くの人の一人として、その役割を果たしていきたい。










posted by サリー at 13:43| 岩手 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 理学療法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月19日

うれしいさぁ

現在実習中の学生さん。


沢山、臨床の場を経験してもらいたいという想いからうちの実習地では患者さんの了解を得て、動作介助や治療の一部を学生さんにさせていただいております。



今日も学生さんは、前に一度評価・治療をさせていただいた利用者Aさんのもとへ・・・



そして、今回も評価・治療をさせていただける事になりましたグッド(上向き矢印)



肩と腰部の痛みの訴えのあるAさん。


そのAさんに、痛みの評価と、疼痛緩和のマッサージと関節モビライゼーションをしてもらいました。


治療終了後、私はAさんの元へ駆け寄り聞いてみたんです。

『学生さんのマッサージどうでしたか?』

すると、特に興味のない人物に関してはノーコメントなAさんが

『まぁまぁ・・・良かったよ。』とぼそっとおっしゃいました。


言語障害があるAさん。一言二言話すにしても、それ相応の話す意欲が生じなければ言葉は出てきません。


そんなAさんの言葉を後で、学生さんに報告しました。

『Aさん。学生君のマッサージまぁまぁ良かったって言ってたよ〜(^∇^)』

すると、学生さん。すかさず、少し興奮した様子で私にこう言ってきました。

『そうなんです。前、治療させていただいた時は何も反応無かったんですけど、今日治療中に「マッサージの加減いかがですか?」って聞いたら、Aさんがこうやってくれたんです!!』


と、親指と人差し指をあわせてOKサインを作りました。

あまりに、テンション高めに言ってくるので

『そっか。Aさんにそうしてもらえてどう思った??』

と学生さんに聞いてみると、

『すっごくうれしかったです!!o(*^▽^*)o』

満面の笑みで、うれしそうに答えてくれたんです。あまりに、うれしそうなので、つられてこっちまでうれしくなっちゃいましたわーい(嬉しい顔)



Aさんは、前回の治療の様子と、今回の治療の様子を比較してちゃんと評価をしてくれていました。

しかも、OKサインという粋な表現方法でるんるん


言語障害のあるAさんにとっては、『いいよ』という言葉を発するより簡単な表現方法だったのかもしれませんが、今回は「いいよ」という言葉以上にそのOKサインが学生さんの心に人と接する上での大切な感情を生ませてくれたんです。


学生であろうと、資格をもったPTであろうと、相手に触れる時に伝わるものがちゃんとあります。


いくら資格を持ってようが、一生懸命その人のことを考えてやっていない治療は必ず、相手にそのまま伝わると思っています。


だから今回は、学生さんの一生懸命Aさんの痛みを緩和したいという思いが手から態度から空気からちゃんとAさんに伝わっていたのだと思います。


一生懸命やった事が、利用者さんに受け入れられた。

この時のうれしさを感じてくれた事が凄く良かったなぁもうやだ〜(悲しい顔)・・・と、母鳥の心境で思ってしまいましたあせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)


実習に来ている学生さん。学校で学んでくる知識を実際の臨床場面と照らし合わせ消化する。


その事だけを目的とする学生さんもたまに見かけます。
しかも、実習を単なる通過点というか、単位をとるための手段としか思っていないような学生さんもいたりします。

でも、それってあまりにもさびしい。


人と直接接するこの職業。


利用者さんや患者さんから頂くすばらしい感情もぜひ味わって欲しい。


その事を素直に味わえるかどうかで、就職してからも第一に患者さんや利用者さんのことを考えられる技術者になれるのではないかと思います。




学生さん。


本当によかったね〜〜〜〜o(*^▽^*)o


Aさんが与えてくれたその感情、忘れちゃ駄目だよ。この感情があれば、結構色んな事を乗り越えられるから!!


私たちの職業は、本当にたくさんのことを利用者さんや患者さんから教わります。自分がちゃんと向き合った人が与えてくれるプレゼントが確実に私たちを成長させてくれるのだと思います。

Aさん。本当にありがとう

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posted by サリー at 20:00| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 理学療法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月10日

人となり

今日も学生さんは実習に来ました。


一見いつもどおり。


でも、なんだか実習開始時に戻ったかのようなたどたどしさ。

積極性の低下・・・


これを感じたのは私だけでしょうか??



今朝、学生さんが来る前にSVにそれとなく先週あった出来事について聞いてみました。

すると、やはり原因は学生さんの説明不足。だとの事。

その理由はいいとして、私が気になったのは「俺としてはまだまだ足りない評価があると思う。だから、学生は患者さんに了解してもらえたらその不足分の評価をするべきだと思う」とSVが話していたこと。


コミュニケーション不足からこのような事態に陥ったにもかかわらず、足りない評価とはいったい・・・・??


整形外科疾患の患者さんにおいて、必要な評価項目はそりゃ沢山あるでしょう。


でも、それ以上に学生さんが見なければいけないものは患者さん自身の人間性ではないだろうか??


相手のことを考えて、相手のために行う評価でなければ評価をする意味がいったいどこにあるのだろう??


教科書に書いてある評価項目を、間違いなく信頼性も高く評価できるようになること。


確かにこれは、評価実習の大事な要素であると思います。


しかし、あくまで大事な要素の1つであって、すべてではない。


学生さんに不足している事は、患者さんとの信頼関係を築く重要性に対する認識が甘い点ではないでしょうか?


でも、この認識を高めるサポートをせずSVはいったい何をしようとしているのでしょうか??



SVは学生に何を教えるのですか?

何を伝えたいのですか?


何を本当にわかってもらいたいのですか?


人を診る職業である理学療法士。その目で見ているのは、学生の何の能力ですか??学生の何を診ていますか??


学生さん。


今見ている患者さんはあなたの心にどんな風に写っていますか?

患者さんはどんな人間ですか?


なんで、患者さんはあなたに背を向けたのですか?

 
あなたが見ていた患者さんと、患者さんが見てほしかった姿は重なっていますか?


コーチとして、私は学生さんの何をみていたのでしょう?

これから何をサポートすればいいんでしょうか・・・


耳を、心を澄まし、目を見開いて


一人の人間としての学生さんを、そして、理学療法士という職業を目指す一人の人間としての学生さんの人となりに改めて向き合ってみたいと思います。

















posted by サリー at 21:26| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 理学療法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月08日

ピンチ??(@Д@;)

今日も、張りきって仕事をしましたサリーです(*´▽`)ノノ


利用者さんの対応を追え来週の予定表を作成している時、学生さんの話題があがりました。



実習開始時よりも、現在は120%増位積極的な姿勢がみられていました。そんな学生さんの姿勢に『うんうん。良い傾向だぁo(*^▽^*)o』と学生さんの成長をうれしく思っていると、


その、学生さんのサブバイザーをしている後輩Mちゃんが『実は・・・(;´д`)』と昨日事件が起こった事を教えてくれました。


事件とは、学生さんが担当している患者さんから『評価目的がよく分からず、執拗に情報を聞かれる事がいやで仕方が無い。もう、あの子に見られるのも、聞かれるのも嫌だ!!(--メ)』との苦情が出たとの事。


Mちゃんは、そのような状況になってしまった事をSVに報告し今後どのような対応をとるか検討したそうです。


SVとしては、来週の初めくらいまで評価を継続させてもらえるよう患者さんにお願いし、それ以降は患者さんの様子を見て判断する方向で進めていくと言っていたそうです・・・

この話だけでは、すべてが見えませんが

患者さんへのフォローは十分にしたのでしょうか?

失礼に当たってしまったことをしっかりと謝罪したのだろうか?

そして、学生さんへのフォローも十分に行われたのでしょうか?



今回の事件は、一方向から見れば大きな原因は『学生さんの評価時のオリエンテーション能力不足』でしょう。患者さんとのコミュニケーションが十分に図られていなかった。その事が原因ではないかと思います。


しかし、他方向から見れば『その学生のオリエンテーション能力やコミュニケーション能力を指導者側が十分に把握し、フォローできていたのか』という問題も浮かんできます。

それは、コーチングをさせていただいていた私にも責任があるし、SVにも、Mちゃんにも責任はあると思います。


学生さんと、週に2回コーチングを実施してきた中で可能な限りSVにアドバイスさせていただいていましたが、学生さんのコミュニケーション能力が引き起こすであろう問題についてまでは考えが及びませんでした。


今思えば、確かに学生さんには言葉足らずな面があった。自分の考えを即座に言葉にして表現する事が苦手な面があった。


反省です。




学生さんにとって、担当患者さんに拒否されるというのはかなりの自信低下につながるのではないかと思います。


大丈夫だろうか?学生さん。

頑張って患者さんの事を考え、そして、理学療法に対しても一生懸命考え始めた学生さん。そんな、ひたむきで一途な姿を知っているだけに、今回の事がストレスに弱い学生さんを必要以上に苦しめないかとにとただただ心配です。


しかし、起こってしまったことはしょうがない。


今から過去を変える事は出来ません。


そこから何を学ぶのか。


患者さんの心を乱してしまった責任と、拒否という形にいたらせてしまった自分の行動から何を学ぶのか。


そして、今回患者さんに拒否という形をとられたことで、自分が受けた感情から、何を学ぶのか。


落ち込みや、不甲斐なさだけで終わらせて欲しくない。



私も、自分の不甲斐ない行動で同じような状態を引き起こしてしまった経験があります。

あの瞬間は、もう先が見えないくらい落ち込んだり、前に進む事さえ拒否してしまいそうになりましたが、

そんな時でさえ、私の可能性を信じ励ましてくれた人がいました。

その人たちのおかげでまた立ち上がり進む事が出来ました。


落ち込むような激しい辛い感情の時に気づく事がたくさんある。


自分を信じてくれている人の存在の大きさやありがたさ。

自分の気持ちを害してまで私のために厳しい事を言ってくれた人に対する感謝の心。

今後同じような事を起こさないために気をつける教訓。


教訓にたどり着くためには、今の自分と向き合わなければならず、自分の深い部分と向き合うチャンスがきたということでもあったりします。




今回の一件を学生さんはどんな風に受け取ったのだろう??


それを聞いてみたい。


私が、深い闇にとどまらずその先のかすかに差し込む光を見つけられたように、


学生さん自身が、かすかな光に気づき前に進めるように


学生さんの可能性を信じるコーチとして、できる事を探していきたいと思います。






月曜日に、学生さんがまた元気な姿で実習に来てくれますように・・・・





posted by サリー at 20:29| 岩手 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 理学療法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月27日

アンテナ

昨日、実習について

『サポーターが自分にどんな手をのばしてくれているのか。それを感じ取れるアンテナの種類が多く感度が高い人が伸びる(成長できる)人なのではないかと思います。』


というようなことを調子こいて高々と語ったサリーですダッシュ(走り出すさま)



と言うわけで、今回はアンテナについてのお話です。





アンテナは上手く作動しないと、ただの物。

役にたちゃしませんバッド(下向き矢印)


じゃぁ、どうやってアンテナを上手く作動させるの??と思われる方もいるでしょう。


私サリーの個人的見解では

コミュニーションを上手に取ること


これに尽きると思います。


コミュニケーションとは双方向でなければなかなかその場に適したアンテナが作動しないように思われますので、教えられるばかりじゃあまりアンテナの感受性が良いとは言えないと思います。自分で気づけること、つまり自らアンテナの感度を高めて気付く姿勢でいること。そういうコミュニケーションをいかに取れているか。これに尽きます。



いままで自分に、どういうアンテナがあって、どれくらい電波状態が良いのか確認したことはありますか?

バイザーが求めているものに対するアンテナの電波状況はいかがですか?

圏外になってませんか??



バイザーも指導している学生が自分が発した電波をどの程度の電波状況で捉えているかをちゃんと確認しているでしょうか?バリ3ですか?微弱じゃないですか??


一生懸命指導していても、レーダーが圏外じゃ意味ないですよねふらふら


そこで、アンテナの感受性を確かめる具体的な方法をご紹介します。


それは、自分の頭の中の考えを実際に話すこと。表に現すこと。

具体的にはその方法はいくつかあるんですが、私が効果を感じたのは

@考えていることを書く(私の場合はブログやマインドマップ)

A興味のある本を音読する(わざと声に出して読みます)

Bしっかり聞いてくれる人に話す



の3つ。


特に、B番は効果てき面!!


前にオートクラインの話をしましたが、オートクラインを起こすには話すことが一番!!


今、あなたにはじっくりと話を聞いてくれる存在がいますか??

そういう存在がいるだけで電波の感度はグググぅぅぅっと上がりますグッド(上向き矢印)グッド(上向き矢印)


話を聞いてくれる相手探し・・・バイザーでも、友達でもかまいませんが・・・


専門家は特にお奨め。

コーチは話を聴くプロですから、自分にあったコーチを持つとかなりの高確率で電波の感度が高まりますexclamation×2


私にもコーチがいますが、コーチをつける前と今では格段と電波状況が違う気がしてます。


ちなみに・・・・・


コーチをつけることすなわち、コーチングを受けることに興味をもたれた方はアニキコーチのブログモンマコーチのブログが参考になります。




私も、クライアントのアンテナを適切に増やしたり、電波状況を高められるようなコーチになりたいなぁ・・・わーい(嬉しい顔)


勉強あるのみです!!

posted by サリー at 12:00| 岩手 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 理学療法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月26日

サポーター

現在、理学療法実習のため学生さんがいらしてます。


学校からお一人で、完全なるアウェーでの勉強ですふらふら


理学療法士になるには誰もが通る道ですので、アウェーであろうがホームであろうが頑張らにゃいかんのですが・・・あせあせ(飛び散る汗)


やっぱりそれ相当の精神的ストレスはありますよね。


自分の学生時代を思い出し、今でも実習始めの頃のすさまじい緊張感で若干凍りつきます雪雷

(実習では学生さんのみでなくバイザーもストレスを抱えていることが多いようです)



時には『積極性がない』だの『やる気あるのかね??』などなど、容赦ない様々な攻撃からも屈せず前へ進む学生さん。ご苦労様です。


このようなすさまじい緊張感の中でも進む原動力は一体どこから出てくるのでしょうね??


そりゃまぁ、『立派な理学療法士になるんだ!!』と強い意志を持って臨まれている方も多いでしょう。


でも、自分の意志のみで人間立ち続け歩き続けられるものでしょうか?


しかも、バイザーやスタッフからはただ立つだけではなく、自分から行動を起こす積極性をも求められます。


意志が強く、自信に満ち溢れているような方ならば良いでしょう。

しかし、立つだけ・歩くだけで精一杯な学生さんにとって、ひたすら努力し成長せよというのはある意味拷問に近いような気がします。

そりゃストレスもたまるわ・・・

しかも、そんな状況で現段階での自分の力を最大限に発揮できる人なんてほんの一握りじゃないでしょうか?だって、殆どの人なんて自分の力を最大限に発揮する方法を具体的に知りませんからバッド(下向き矢印)


人は、与えられた環境に適応しそのなかで自分独自の個性を発揮できたとき自信も行動力も身についてくるのではないかと思います。


これは、一人では無理です。

一人で身につけたと思っている自信や行動力なんて独りよがりに過ぎないと私は思うのです。


自信をつけるときは、誰だって必ず助けてくれたサポーターの存在があるはずです。

その、サポーターが自分にどんな手をのばしてくれているのか。それを感じ取れるアンテナの種類が多く感度が良い人が伸びる(成長できる)人なのではないかと思います。


その時々で必要なアンテナで感じ取り、その伸ばしてくれた手の優しさや強さに感謝し受け取る。そして行動し、自信をつけていく。


その積み重ねです。


バイザーやスタッフはみなサポーターです。時には、バイザーにとって学生がサポーターであることもありますグッド(上向き矢印)



実習を終了したとき

『大変だったけど、すごく勉強になった。良い時間を過ごせたぴかぴか(新しい)

互いに思えるとすばらしいですね。


今実習を迎えている実習生のみなさん、バイザーをやってらっしゃるPTの皆さん。


頑張ってください。応援しています手(グー)

posted by サリー at 12:00| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 理学療法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月18日

臨床実習スタート

ぴかぴか(新しい) 投稿100回突破ぴかぴか(新しい)

63046646.jpg



昨年末からはじめたブログですが、このたび投稿100回を迎えました手(チョキ)

アウトプットの機会を持つことを目的に始めましたが、日に日に書くことで自分の頭が整理される感じがあって、アウトプットの威力を感じておりますグッド(上向き矢印)

いろんな方にご訪問いただいているようで、大変よい刺激となっております。

アクセスしていただいている方々、コメントをいただいている方々の存在はとてもうれしいものです。いつもご訪問ありがとうございますわーい(嬉しい顔)


今後ともよろしくお願いいたしますかわいい



☆=====☆=====☆=====☆=====☆=====☆



ところで、本題です。


今日から、評価実習の学生さんがいらっしゃいます。

私は、バイザーという立場ではなくてコーチという立場で学生さんと関わらせていただく予定です。

先日、『学生さんの同意が得られたら是非コーチングをさせてもらえないか』とスーパーバイザー兼PTの主任へ申し入れをしました。

学生にコーチングをするとはどういうことなのか、私がしようとしているコーチングとはどういうものなのかを資料にまとめプレゼンさせていただきました。

コーチングが今ひとつ浸透していない職場ですので、主任も理解が難しい点があったようですが、なんとか了解を得られコーチングしても良いということになりました。

ただ、学生さんの方のお気持ちがありますのでしっかりとした説明後同意を得られるようであればコーチングスタートです。


私はコーチングを学んでから、誰かにコーチングをするというのは初めてなので不安はないのか?と言われると実際不安だらけですが、『学生さんにコーチングをさせていただけないものか?』と考え実行に移そうと行動を起こしたことで、自分の中のコーチングに対する認識が以前よりもまとまりました。

これは、相手にコーチングを伝えようという意識がしっかりと働いたことが良かったのかなと思っています。伝えている最中に沢山のオートクラインがありました。(オートクラインとは、話すことで考えが整理され、方法を引き出したりアイデアを引き出したり出来ることです)


まだまだ小さな行動ですが、この小さな行動を起こした後の気づきや学びはすごく大きいものでした。

小さな行動を起こしただけで周りの情報すべてが行動をサポートするすばらしい情報へと変化したり、すばらしい情報自ら私のところに来てくれたかのような感覚を味わえたりと、行動を起こした事での成果が多々あります。


一つの気付きは新たな気付きの種をもっているような気がします。

その種の存在を知っていると、芽を出すための条件もそろえられます。芽を出すための条件はとっても簡単。日の光と適度な温度と水と土。これらは、私の中では本だったり、人の発言だったり、こうやってブログを書くことだったり、コーチングを受けることだったり、家族の支えだったり、頑張れる環境に居れる事だったり・・・

つまりは、日常を一生懸命生きること。そして、一生懸命生きれる状況に感謝すること、それだけ。


そんな気がします。この感じ、いかがでしょうか??





学生さん、これからよろしくわーい(嬉しい顔)

共に、目標達成へ向けて歩んでいけたらうれしいです。
posted by サリー at 12:00| 岩手 ☀| Comment(6) | TrackBack(0) | 理学療法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月14日

悔しさだけで終わらせない

今日もしつこいくらい、診療報酬改定に関する話題ですあせあせ(飛び散る汗)



2年前の厚生労働省は度重なる国会答弁で、リハビリ打ち切りの不当さを訴える人たちに対して次のように弁解し続けました。

リハビリテーションを継続することにより状態の改善が期待できると医学的に判断されるものであれば、算定日数の上限の適用除外となるものと考えます。ただ、これが維持期のリハビリということになりますと、介護保険の認定を受けて通所リハビリを受けていただく事になります。』と。


介護保険での通所リハですべての維持期リハビリがまかなえますというのな事を言っているようなものでした。


現場は一様に混乱し、一度は通所リハへ多くの患者さんが移行されました。しかし、実際には自分の求めているものではないと通所リハ利用継続をを選択されず、利用を中止された利用者が全国で多数出たという事実もあったそうです。


利用者に『通所リハのリハビリはリハビリじゃない』と言われてしまう現状。


それでいいのか!リハスタッフ!!

良いわけ無いじゃない!!



いったい何しとんじゃ!!


くやし〜〜・゚・(ノД`)・゚・


でも、現実は思いのほかシビアです。

リハビリを希望する人数をすべて受け入れるには、個別対応の時間を十分に取ることは出来ません。

利用者数に対し、スタッフの人数が限られてしまいます。スタッフを多くすれば確実に採算が合わなくなる。

しかも、膨大な量の書類整理・・・勤務時間内に終わるわけありません(;´Д`)

そういうシステムが今の介護保険なんです。


システムに文句を言っても埒が明かないし、現状を少しでも打開すべく解決策を模索するしか方法は無い。




私は、維持期のリハビリテーションが好きです。

回復期を終了した患者さんが実際に在宅で生活をされていく上で出来ることが沢山あるこの世界が好きです。やりがいもあります。

一人の理学療法士として、今持っているすべてを利用者さんに還元する。その中で利用者さんのQOLが高まれば最高です。

外来リハのみが必要な人、介護保険でのリハが適当な人と人によって選択は変わります。


すべては一人一人の利用者さんの為に、利用者さんが大切に思っているすべてのものの為に。

通所リハビリでも、外来リハビリでも自分の提供しているものに責任と誇りを持って臨みたい。


悔しさだけで終わらせてなるものか!


理学療法士である自分に社会が求めているものに近づく努力を日々してきたいと思いますグッド(上向き矢印)








posted by サリー at 12:00| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 理学療法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月13日

選ばれる為には・・・

昨日触れた、平成20年度診療報酬改定に関して今日は私の関わってる通所リハとの関係から感じたことを書きます。


平成20年度の診療報酬改定により、算定上限日数を超えても1ヶ月あたり13単位まで算定が可能になるかもしれません。

そうすると、昨日書いたように外来リハビリで週1〜2回のリハビリテーションが可能になったり、週1回利用であればPT・OT1単位ずつのリハビリや一療法40分という個別リハビリテーションを受けることも可能になります。

これを使うと、通所リハビリではなく外来リハビリを選択される利用者さんも出てくる予感です。

18年度の診療報酬改定により、泣く泣く外来リハビリから通所リハビリに移行された方などは多くの方がまた再び外来リハビリへと戻るのではないかと思います。

だって、時間的な拘束が最小限で済むし

2単位とればじっくりと個別対応してもらえる。

OT・PT・STの各種療法を必要に応じてしっかりと受けることが出来る。

介護料を払わない分、金銭的に安くなる場合もあるなど。

リハビリを主体に考えている患者さんたちには魅力的な内容の部分もあります。




ここで私の主観を少し・・・


もし、移行される方が多く出現したら少しショックバッド(下向き矢印)ですね。

私の勤めている通所リハは、18年度の診療報酬改定を受けて算定上限を超えてリハ終了となった患者さんを多く受け入れてきました。

その中で、今までの通所リハではあまり機能していないと思われやすかったリハビリテーションをいかに利用者さんに満足していただく形で提供できるかをず〜〜〜〜と考えてきました。


それはそれは頭が痛くなるくらい、胃が悲鳴をあげるくらい

利用者さんも、今までOT・PTと二療法受けてきたものを個別リハビリテーション加算として一療法のみという制約を受けた中でなんとか機能を低下させないようにと踏ん張ってきたのです。


その中では、以前だったらもっと良かった・・・とか、もっと個別して欲しい・・・とか、前よりひどくなった・・・などなど、そういう涙ながらの訴えになんとか答えようと、通所リハスタッフ一同頑張ってきたのに・・・


結局自分達は何をやっていたのかと今までの事を振り返り不甲斐なさでいっぱいになります。


選ばれないことには必ず理由がある。

それは、それでしっかりと受け止めてなければなりません。

その上で、選ばれる介護保険での維持期リハビリテーションとして頑張っていかなければと思います。


別に何にも勝たなくて良い。。。。でも決して負けるものか!!
posted by サリー at 12:00| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 理学療法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月12日

平成20年度診療報酬改定

今年の4月にまた診療報酬改定が行なわれますね。


1月30日に中医協から出された骨子によると

@疾患別リハビリテーション料逓減制の廃止

A早期リハビリテーション加算の導入

BADL加算の廃止

Cリハビリテーション総合計画評価料について算定基準の変更

が主な改定内容のようです。


気になる項目として@について

疾患別リハビリテーション料の逓減制の廃止に伴って、リハビリテーション料算定上限日数を超えた患者さんに対し新たに1ヶ月あたり13単位まで算定を可能とする(その後は選定療養として実施可能)という案。

ということは、外来リハビリで週1〜2回のリハビリテーションが可能なんです。しかも、週1回利用であればPT・OT1単位ずつの利用も可能だし、一療法40分というじっくり個別リハビリテーションを受けることも可能です。

OT・PT・STの専門的なリハビリを継続的に受けることは可能になります。在宅生活をされていてなおかつリハビリテーション継続を希望されている方には少しだけ朗報かもしれません。

しかし、この案では入院患者さんのように毎日リハビリテーションを行う必要がある方や週3回などの頻回なリハビリが必要な外来患者さん、一療法のみでなく三療法のリハビリが継続的に必要な患者さんには早期に保険負担がなくなるため、後は自己負担という依然として厳しい措置となります。


これでは、前回の診療報酬改定から約2年間の間に患者さんを中心として国へ訴えかけてきたものがやはりあまり意味を成さなかったのかと残念な気持ちがぬぐえません。


2年前の診療報酬改定の案は3月末くらいに決定内容が発表されましたよね。

それからすぐ4月からリハビリに関わるすべての人が混乱に陥りましたが、なんとか現状を乗り切ろう!と、ここで負けるわけにはいかない!と踏ん張ってきたのに

国の改定はまたしても良いものとは言いがたいものとなりそうです。


これから、実際に出される改定案が少しでも今の状況から発展して障害を負った方のQOLが少しでも高まり・保たれるよう、そして少しでも自分の人生を今後どう過ごすかという選択肢が増えるような(外来リハか通所かという選択も含めて)案になることを祈るばかりです。









posted by サリー at 12:00| 岩手 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 理学療法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月11日

闘うリハビリ

昨日、21時よりNHK総合にて『NHKスペシャル 闘うリハビリ あなたはここまで再生できる〜脳がもつ可能性〜』が放送されました。

私は、利用者さんからこの番組の紹介を受けてみたわけですが、4年前に脳梗塞を発症された長嶋茂雄さんのリハビリの様子やインタビュー、最前線でのリハビリの研究内容を知る事が出来て色々と考えさせられるものがありました。


研究現場では、脳科学や神経生理学、画像診断の発達によって、これまで目に見えなかったリハビリの効果が次々と実証されているとのこと。

大阪市の森之宮病院のリハビリチームは、訓練をしている患者の脳内を、リアルタイムで観察できる最新鋭の画像撮影機器を導入。手や足を動かすことによって、脳内がどのように変化するかを踏まえながらのリハビリが行なわれているそうです。

まさに、EBM

今まで、経験とか予測の領域で考えられてきたリハビリテーションが、しっかりと効果を実証できるようになってきているようです。
リハビリが、損傷した脳内の回路を再構築したり、脳に再学習を促していることが解明されてきています。

今回の放送では、あの有名な太田仁史先生がコメンテーターを務められていました。
大田先生は、この最前線の脳画像診断でのリハビリを通して、

『私たちは自分の脳の可能性をもっと信じてもいいのではないか』

とおっしゃっていました。

発症時は自分の脳の可能性を信じて疑わなかった人がほとんどでしょう。しかし、発症後のリハビリを通して、だんだんに自分の脳の可能性の限界を感じてくる。それは、予想していたものよりも遅い回復状況からだったり、医師や療法士の発言からだったり、様々な因子がかかわりあってそうなっているのでしょう。

大田先生は、番組全体を通して

『残っている手足で早く日常のことができるようになればいいじゃないかという考えが今のリハビリテーションの主流です。機能を最大限に活用することで確かに日常のことを早くできるようになります。それで麻痺した方はいいんじゃないいんじゃないの?という考えではちょっとまずいんじゃないかと思います。実際の患者さんの心理は麻痺した不自由な方がちょっとでも動くとか1cmでも動くなど、それが目に見えてくる。これが大変なやる気につながることだと思う。そういう、患者さんや家族の思いをちゃんと私たちは診ていただろうか。回復する可能性のある人の芽を摘んではいなかっただろうかと考えさせられます。』

とおっしゃっていました。


発症からしばらく経ったら、障害を負った人が障害を受容するためにこれ以上回復しないことをしっかりと認識してもらって残存機能を早くから最大限に発揮できるよう鍛えるというような考えがあるような気がします。麻痺側の回復が二の次になります。

私の中にもありました。

私は、回復する可能性のある患者さんの芽を摘んでいなかっただろうか?


私は、対象者に合わせて神経の再構築を狙った機能訓練も積極的に行っていきたいと思っていますが、維持期のリハビリの中で残存機能を有効に活用した生活リハビリも同じように大事だと思ってそちらも実施しています。



どちらが、いいのか。

きっとどちらも正しいのでしょう。どちらか一方ではなく、バランスが取れる事が大事かもしれません。


ただ、どちらを利用者が本当に望んでいるのか、本当に必要なのはどういうバランスなのか。そういうことを、しっかりと診ることができないといけないのではないかと思います。


そのために、療法士は多くの選択肢を対象者に示せたほうがいいだろうし、最適な選択ができるよう対象者の多くの言葉に耳を傾けていかなければならいでしょう。


障害を負ってしまったことに加え、これからどうしていけばいいのかと頭を悩ませている対象者に専門家として最適な情報を提供できる事。これが、私たちに求められている事なのかもしれないなと思います。


番組のインタビューの中で長嶋さんは


『次の目標は走れる事』

っと、迷い無くおっしゃられていました。長嶋さんは今でも回復し続けている。自分の回復の可能性を信じ続けています。

そして、最後にはこう言っています。

『リハビリはウソをつかない』

リハビリという自分との闘いを真剣に取り組まれています。


長嶋さんのように、リハビリを真剣に取り組まれている方々がたくさんいます。その人たちの思いを摘み取らないよう、行っているリハビリがウソをつかないよう適切なサポートが求められているような気がします。


そういうリハビリを提供できる療法士でありたいです。

posted by サリー at 12:22| 岩手 ☀| Comment(0) | TrackBack(2) | 理学療法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月02日

私は聞きます

リハビリの仕事をしていると、失語・構音障害等で自分の思いを言葉に出来ない方と接する機会が多々あります。


伝えたいのに伝わらない。

伝えたいという思いに答えて聞き取りたいのに聞き取れない。


こういったコミュニケーション不全は両者にとって悲しいことだと思います。


初めのうちは話し手は何回も何回も必死で想いを伝えようとするでしょう。

でも、だんだんに聞き取ってもらえないことに気づいてくると想いを自分から伝えるということ自体しなくなっていく方もいらっしゃいます。

聞き手も同じです。
はじめは何度か聞き返して必死に聞き取ろうとするけれど、その内聞き取れないことが申し訳なくなってしまい、自分からコミュニケーションを断念してしまいます。『(聞き取れなくて)ごめんね・・・』などと言ってしまったりします。

こうなってしまうと、本来話し手にも聞き手にもあったはずのコミュニケーション意欲が乏しくなり、話し手は自ら自分の想いを伝える手段を一つ一つ減らしていき、相手に依存した形でのコミュニケーションが中心となってしまいます。

相手によってはクローズド・クエスチョン中心のように聞き手が促すことでコミュニケーションを図る方もいますが、こういったクローズド・クエスチョンは聞き手のボキャブラリーやコミュニケーション意欲に大きく左右されることが多いため、本来の話し手の意図・想いが形を大きく変えて伝わってしまう状況になりやすいのではないかと思います。


では、どうようにコミュニケーションを図っていけばいいのか。


私は、学生の頃先に書いたように聞き取れないことが相手に申し訳なくてコミュニケーションを私から終了してしまうようなところがありました。
聞き取れない事が悔しくて、申し訳なくて仕方なかった。話し手のコミュニケーション力を早々に自分で決め付けてしまうような所もありました。あくまで、伝わらないのは話し手の障害が原因で自分の聴く姿勢にはあまり問題がなくある意味コミュニケーションが中断・終了してしまうのは仕方の無いことだというような意識があったのだと思います。


そんな時、自分にとって衝撃を受ける出来事がありました。

3年生の臨床実習を迎えていた私。ある男性PTと運動性失語のある患者さんとのリハビリを見学させていただいていました。

この患者さんは、何か伝えたいことがあるようで自分の発することの出来るわずかな単語と表情でPTに向かって表現されていました。

こういうとき、たいていの人は1度2度その人が言いたいといっていることを自分なりに推測して「こういうこと?」「これ?」などと言って、その後は「分からないな・・・」と断念してしまうことが多いのではないでしょうか。それまではそのような場面しか見てきませんでした。もちろん、自分もそういう姿勢でした。


ところがこの男性PTは違ったんです。

PTが2・3度言い換えた後、患者さんが『もういい!!』と言う様に首を左右に振ったとき、


『あきらめないでよ。俺はちゃんと聴くから、Aさんもちゃんと語って。話して!!』
と言ったんです。

『俺はちゃんと聞くから』



この言葉を聞いたAさんはまた必死に訴えていました。

そして、私は、『ちゃんと聞く』というこの言葉に強い衝撃を受けたのです。
私は今までちゃんと聞いていたのだろうか??
ちゃんと聞くフリをしていただけではないか。
ちゃんと聞くということは、自分はちゃんと聞いているということを言葉にして伝えることも時には必要なんだと思いました。


自分と相手との双方向のコミュニケーション

『相手は自分の話を本当に聴きたいのか?聞いてくれるのか?』
そういった不安はきっと誰しもが持っていると思います。失語や構音障害のある方であればその不安はなおさら強いのではないでしょうか?

そんなとき、『私はあなたの話を真剣にちゃんと聴くよ』と言われたらその相手に伝えたくなるのではないでしょうか?


私は、この体験をしてから自分から聴く事をあきらめないように注意しています。どんな方でも伝えたい思いはあります。

その想いを受け取りたい。


だから、私は今でも言います。

『私はちゃんと聞くよ。もう1回伝えてみて。』と。

聞き手の真剣な姿勢は、伝えたい思いの強い人間の心に必ず響くと思っています。


ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)


男性PTのTさん。患者さんのNさん。大切な事に気づかせてくれてありがとうございました。
posted by サリー at 12:00| 岩手 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 理学療法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月19日

ヒラメキ

今日、仕事中にひらめきましたひらめき


何をひらめいたかと言うと、今後の展開exclamation×2


アイディアが浮かんだだけなので、まだまだ煮詰めるのに時間を要しますが、形にしてみたいなぁと思いました。


ひらめいたことを考えているだけでなんかワクワクしまするんるん


とりあえず、今度のコーチングでコーチの前でひらめいた考えを言ってみようと思いますわーい(嬉しい顔)




来年度まとまったら発表の機会を持って発表してみたいです。



やると決めたらまた忙しい一年になっちゃいますね・・・たらーっ(汗)



流れに身を任せて、やることになってしまったことをコツコツ真剣にこなしていこうグッド(上向き矢印)


posted by サリー at 15:29| 岩手 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 理学療法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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